あらすじ|story

回すと、叶う。

その昔、花街として栄えた新潟。
それは、一夜限りの”夢”を楽しむ街。

その街に、当代一といわれた、おるん(松永かなみ)という芸者がいた。
置屋のおかみ・八重樫(加藤弘子)は、期待をかける。
それに嫉妬する、置屋の娘・ふえ(丸尾みゆき)や、姐さん芸者・珠尾(田端玲実)らは、
おるんに冷たくあたっていた。

ある日おるんは、代議士・清野(津田タカシゲ)が連れてきた医師・羽山(泉陽二)に恋をする。
だが羽山には妻・お由(前田彩子)がいた。
すべてを承知していたはずのおるんだったが、その恋は”夢”だけでは終わらず、
許されざる恋として燃え上がる。

どんなことにもめげず、芸にも恋にも、まっすぐに立ち向かおうとする、おるん。
しかし、想像を超える出来事がおるんに降りかかる。

「一度でいいですから、あのひとに、あのひとに会わせてください。
 それさえ叶えば、もう二度とわたしのお願いは聞かなくていいですから……」
と、最後に、高麗犬に願掛けをするが……。

新潟・湊稲荷神社に実在する、「回る願掛け高麗犬」さまの言い伝えを基に、
時代を超え、懸命に生きる女たちの、儚くも鮮やかな人間模様をお贈りいたします。

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